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体づくりに踏み出した人々へ プリント
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成功をもたらす秘訣>>アーノルドが素晴らしい胸をつくり上げる出発点となったのは、ビジュアライゼーションの力だった。
トレーニングをスタートする人たちに送る、アーノルドからのアドバイス

2016年、体づくりへの取り組みを決意して、トレーニングを始めようとしている人たちに、お祝いの言葉とアドバイスをお伝えしたい。
まずは、体を変えようと、トレーニングを始めることを決意したのは素晴らしいことだ。トレーニングを行い、体づくりに取り組むことは、人生を変えるほどの力を持っている。
そして次に伝えたいのは、体づくりのトレーニングは何歳でも始められるということだ。取り組もうと決意したときが何歳であろうと、年齢にかかわらず、スタートする好機なのだ。トレーニングや食事に関する情報も、現在はより簡単に、豊富に手に入るし、励ましが得られる情報もたくさんある。

私がトレーニングを始めた1960年代には、情報源として私を導いてくれたのは、本誌(当時は本誌の前身となる雑誌)と、レグ・パーク(当時のトップビルダー)の写真だけだった。私はそれらの情報を正しく、最大限に活用したといって間違いないと思う。私の時代に比べて、さまざまな知識や情報を簡単に入手できる現在の人々は、大きなチャンスに恵まれているといえる。体づくりの道のりをスタートさせようとしている人たちに、私からのアドバイスをいくつかお伝えしておきたい。
まず一つめは、自分がなりたいと思う体を、はっきりとイメージすることの重要性だ。これは「ビジュアライゼーション」(あるいはイメージング)といわれるもので、体づくりに大きな効果を持つ重要なテクニックだ。なぜなら、到達目標がはっきりと、まさに目に見えるようにわかっていれば、あとはその方向に向かって進むだけでいいからだ。腕を太く大きくしたいのであれば、カールを重点的に行う。胸を大きくしたいのなら、ベンチプレスとフライを行うことだ。トレーニングを始めたばかりの段階では、基本のエクササイズを徹底して行うことが重要だ。スクワットやチンニングといった基本種目のほうが、マシーンエクササイズよりも効果的だ。そしてウォームアップを適切に行うことと、ストレッチングも欠かさないこと。焦らずに、トレーニングを正しく進めていくことも重要だ。はやる気持ちに任せて重すぎるウェイトを使ってしまい、ケガを招くようなことは、絶対に避けなければならない。
レップ数は8〜12レップの範囲で行うようにしよう。栄養摂取に関しては、流行りのダイエットに惑わされないこと。健康的な食品を食べ、たんぱく質を毎日、体重1kgあたり約2g摂るようにしよう。炭水化物は米、じゃがいも、そして野菜から摂るようにする。脂質は肉汁たっぷりの大きなステーキから摂るといい(少なくとも、私はそうしていた!)
そしてもう一つ、私がすすめたいのが、トレーニングパートナーを見つけることだ。トレーニングを始めた当初、私はやる気にあふれていた。だがそれだけでなく、仲間たちと毎回、ちょっとした競争をしながらワークアウトを行うことで、進歩がさらに加速した。パートナーとトレーニングすれば、ワークアウトに対する責任感も高まるし、それに何といっても、トレーニングを楽しく行うことができる。生涯の友と、ジムで出会うことも珍しくない。
そして最後に、常にハングリーに、目標に向かって歩み続けること。体づくりの世界に踏み出した新たな仲間を、心から歓迎したい。


アーノルド・シュワルツェネッガー Arnold Schwarzenegger

[『マッスル・アンド・フィットネス日本版』2016年2月号「アーノルドからのメッセージ」より]

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