| 「ロコモ予防・改善ネットワーク」の提案 |
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■第5号でも少し紹介したのですが、「ロコモティブシンドローム」という言葉をご存じでしょうか。日本整形外科学会が最近、一般に(社会に向けて)広め始めた新しいコンセプト(概念)を持った言葉です。 ■ロコモティブシンドローム(Locomotive Syndrome)とは、運動器の障害によって“要介護”になるリスクの高い状態をいいます。日本整形外科学会がなぜ「ロコモティブシンドローム」という新しいコンセプトをつくって広報的な活動をしているかというと、活動的に動ける“健康寿命”を伸ばすことが、日本社会で重要になってきたからです。 ■日本人の平均寿命は少しずつ伸びてきて、現在は女性85歳、男性79歳にまでなったのですが、そ の一方で、変形性膝関節症や骨粗しょう症、腰痛などのために、歩いたり、日常の動作を行ったりするのが困難な人の数は増えています。これまでは“健康寿 命”を伸ばすために、主に内科的な疾患の予防の重要性がいわれていたのですが、運動器の疾患についても予防・改善していくことが、“健康寿命”に非常に重 要だと考えられ始めたわけです。 ■推計では、5000万人以上いると考えられているロコモティブシンドロームの人たちの改善は、病 院での治療だけで解決できるものではありません。医療分野だけでなく、健康、フィットネス、体育、スポーツなどの分野の専門家も協力してこそ、運動器の障 害の予防や改善が可能になると思います。 ■そこで、私が提案したいのは、「ロコモ予防・改善ネットワーク」といった組織をつくってできるだ け多くの人をサポートすることです。この組織には、上記にあげた各分野の専門家に参加してもらい、横のつながりを持った協力体制をつくることが重要だと考 えています。トレーニング指導に関わる方は全般に、このネットワークに参加していただければと思います。そしてもちろん、パーソナルトレーナーも! ■みんなが協力してサポート体制をつくっていけば、運動器の障害の予防・改善はかなり進むのではないでしょうか。 (季刊『パーソナルトレーニング』第6号巻頭メッセージより) |


