| ビタミンA、β-カロチンの摂取の注意点は? |
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Q ビタミンA、β-カロチンをサプリメントで摂っているのですが、摂りすぎに注意すべきでしょうか。摂取量と摂り続けてよい期間も教えてください。 A ビタミンAは視覚をはじめ、皮膚、歯、骨、粘膜(呼吸器を含む)の機能維持に重要な役割を持つ。感染に対する抵抗力を高め、筋肉を含めた体の組織の発育と補修を助ける重要なビタミンだ。 だが、ビタミンAを大量に摂ると、有害となる場合がある。たとえば高齢者では男女とも股関節部の骨折につながるおそれがあるし、妊娠中の女性は胎児の異常につながるリスクが高まる。 また、ビタミンAを数カ月にわたって毎日7500マイクログラム=(1マイクログラム=100万分の1g)以上摂り続けていると、肝臓に疾患を持つ人には毒性が現れる危険性がある。ビタミンAは脂溶性なので脂肪細胞内に蓄えられ、過剰になっても簡単には排出されないからだ。 しかし、妊娠中や高齢の人、あるいは極端な大量摂取を長期にわたって続けている場合以外は、こうした心配はほとんどいらないといえる。 ビタミンAは体内でもつくられる栄養素だ。カロチノイド、特にオレンジ色や赤い色をした野菜や果物、緑の葉物野菜などに含まれるβ-カロチンがその材料となるが、β-カロチンは体内のビタミンAが減少したときにだけ、活性のあるビタミンAに体内で変化する。 アメリカの場合、ビタミンAの成人男性の推奨栄養量は1日あたり900マイクログラム、女性は700マイクログラムとなっている。安全を考慮したビタミンAの摂取量の上限は、男女とも3000マイクログラムとされている*。 ビタミンAを含むマルチビタミンなどのサプリメントを摂っている人は、推奨栄養量を大幅に上まわらないようにするとともに、ビタミンAの4分の1をβ-カロチンの形で摂れるように食事の摂り方を工夫しよう。 *日本の場合は1日に成人男性600マイクログラム、女性540マイクログラム、許容上限摂取量は男女とも1500マイクログラムとなっている(「第6次改訂日本人の栄養所要量」より)。 |


